痛みの少ない矯正

痛みの少ない矯正

矯正は痛みがありますか?

矯正相談の際に皆さまからよくご質問されるのが「痛み」についてです。歯を動かして歯列を整えるわけですから、「とても痛いのではないか?」とご心配になる方もいらっしゃいます。矯正の痛みについては個人差があります。矯正の場合は「痛み」といっても、注射をしたり、むし歯がうずいたりするときの痛みとは異なります。どのような痛みかと言えば、矯正装置によって歯に力がかかるときの、じんわりとした痛みです。これを痛みと感じる方、痛みとは感じない方がいらっしゃるということです。

どんな場合に痛みを感じるのか

矯正で痛みを感じるとしたら、装置を装着したとき、調整を行ったときです。とはいえ、それは日常生活に支障をきたすような酷い痛みではありません。最初は少し痛みを感じても、3~4日経てば、少しずつ痛みも違和感もなくなる場合がほとんどです。痛みの感じ方には個人差がありますが、当院では痛みに敏感な方、痛みに耐えられないという方に最大限配慮した「痛みの少ない矯正」をおこなっています。

太いワイヤーを使うと痛みが出る

基本的な矯正は、歯にブラケットを付けてワイヤーで力を加えていくという方法です。その際、最初から、あるいは比較的早い段階から、太いワイヤーを使って、ダイナミックに歯を動かしていくという方法があります。その方の感じ方によっては「痛くてたまらない」ということもあるでしょう。「矯正は痛いと聞きました」という方は、もしかしたらこうした方法で矯正をなさった方の体験かもしれません。

細くてやわらかいワイヤーを使う

特に最初に装置をつけるときは、細くてやわらかいワイヤーを使います。近年はとても細くてフレキシブルなワイヤーが登場していますので、こうした装置を積極的に使うようにしています。細いワイヤーであれば、痛みに敏感という方でも、ほとんど感じることはないでしょう。最初にじんわりとした痛みや違和感があっても3~4日で治まります。

丁寧に説明をしながら矯正を進める

装置を付けていったん痛みがなくなったとしても、1ヶ月経ってから調整を行う際、また力を加えますので、少し痛みが出ることもあります。矯正治療の過程で「今回はいつもより力を加えて大きく動かします」という段階も出てきます。こうした際、当院では行う治療の概要をしっかりとご説明することで、過度な不安を取り除きます。そして、患者さまを優先したケースバイケースの対応をいたします。痛みについてのご不安があればどうぞご相談ください。